2015/10/28

テキサスに生息していた全長8.5mの巨大ザメ


およそ3億年前、現在のテキサスにあたる暖かい浅瀬の海を体長8.5mにもなる巨大なサメがうろついていた。イタチザメやホオジロザメといった現在の捕食性のサメの体長は大きなもので6 ~ 7mである。以前までも太古の巨大なサメは発見されていたが、どれもこれほど古い時代のものではなかったと、10月16日に実施された古脊椎動物学会の年次会議にて、古生物学者のジョン・メイシー博士は説明している。
「白亜紀になるまで、再度このサイズのサメを見ることはないでしょう。」白亜紀はテキサスの巨大サメが生きていた時代の2億年後の世界だ。

通常軟骨魚類であるサメの化石には歯しか残らない。これはサメの骨格が形を維持しやすい骨から作られていないからだ。サメは代わりにタンパク質繊維が鉱質化軟骨の断片を結合している。サメが死ぬと、結合していない部分の裏側から繊維は壊れてしまう。テキサスのサメの化石は、かつてサンゴや貝類、硬骨魚類の住処となっていたエリアから発見されたとメイシーは説明した。

彼のチームは、サメの頭蓋骨のサイズを計算するために、サメの頭の後ろ側の断片を用いた。結果は約85cmであり、これはサメにおいて2歳の子供のサイズだ。そして彼らは、サメの全長を見積もるため、他の古代のサメの頭部と胴体の比率に関する情報も利用した。このテキサスの巨大ザメは、グリクマニウスという同時期に生息していた長い体長と2つに分かれた尾ひれを持つサメと関連性があると推測されている。しかし、確実にそうと言い切るために、彼らにはさらなる標本の調査が必要だ。


《参考文献/サイト》
  1. 300 million-year-old giant shark swam the Texas seas”. Science News.  (アクセス日:2015/10/26)

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