可愛らしい動物や赤ちゃんを見たとき、時として攻撃的な衝動 --といっても突っついたり、つまんだりといったレベルだが-- に駆られてしまうのは、情緒的な健康と関係があるかもしれない。2015年、エール大学の心理学者であるオリアーナ・アラゴン博士は、可愛い赤ちゃんの写真を見たときに、とても良い反応をする人々は赤ちゃんのほっぺたをぎゅっとつまんでみたい、というような攻撃的な行為や表情を見せることを報告している。
可愛いものを見たとき、人はプチプチをたくさん潰す?
つまむといえば、最近の研究において、参加者は大人の動物の写真より可愛らしい赤ちゃんの動物の写真を見ているときの方が、手にした「プチプチ」を多く潰すことが報告されている。これは何か生き物を傷つけたいという本心からしているわけではない、とアラゴン博士は強調している。
では可愛らしい動物を見たときに、つまんだり噛みついたりしたくなる衝動はどこからくるのだろうか?一部の人は、自分が思っている感情とは反対の表情をしてしまう経験をしていると、アラゴン博士は述べている。「つまり、”喜びの涙”や”神経質な笑い”といったようなもの、そしてどうしようもないほど可愛らしいものを強く握りしめたいという欲求を、おそらくあなたは持っているのです。抱きしめたり守ってあげたいと普通は思うような動物であったとしても、こう思うことでしょう。」
真逆の反応は感情の安定化に役に立つ
この副次的に起こる反応は、何かに対して初期に抱いた強烈な感情を抑えることに役に立ち、人々が感情のバランスを保てるようにしていると考えられる。例えば2015年の研究によると、このようなプラスとマイナスの反応が同時に起こる人は、そうでない人より早く感情を安定化させることができたことを示している。もしあなたが動物や赤ちゃんの世話をするならば、この感情の安定化は非常に重要だ。アラゴン博士はこう説明する。「相反する感情が同時に発生することは、人々が強烈な感情を抱いたときに、その感情をコントロールするうえで役に立っていることでしょう。そのため、赤ちゃんや動物の保護者が感情に流されずに適切な世話をできるようになるのです。」
《参考文献/サイト》
- “When We See Something Cute, Why Do We Want to Squeeze It?”. National Geographic. (アクセス日:2015/10/14)
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