地球上の生物にとって、木はなくてはならない存在です。木は大量の炭素を蓄えてくれます。空気や水を綺麗にしてくれます。人間が生活するうえで様々なところで利用されています。木がなければ、多くの生物は生きていけないことでしょう。
では、木はこの地球上にどれくらい存在しているのでしょうか?エール大学の研究チームより報告がございます。
では、木はこの地球上にどれくらい存在しているのでしょうか?エール大学の研究チームより報告がございます。
研究者が見積もった地球上の木の数は、3兆400億本です。人間一人当たり422本の木があることになります。ではどの地域に多く生えているのでしょうか。熱帯のジャングル等を想像した方もいることでしょう。その想像は間違っていません。世界中の木の半数近くが熱帯地方に存在していると、研究者は見積もっています。しかしながら、木の密度という観点では、熱帯地方よりもロシアや北アメリカ等の亜寒帯地方の方が高くなるようです。
一方で、木の数は人類の文明が始まって以降、およそ半分近くにまで減少したと推定しています。年間でも、人間の活動に関わる理由で伐採される木の数は、150億本にも上るといいます。
彼らはこの見積もりを、衛星写真や過去にピアレビューした研究、世界中の40万もの森のプロット図を利用して算出しました。
ちなみに人類の文明の夜明けがいつのことを指しているのかは原文に記載がございませんでしたが、いつのなのでしょう。農耕が始まったといわれているのは9000万年前といわれていますから、それくらいでしょうか。当時の本数、つまり現在の倍近くにまで戻すのは不可能にしても、多くの失われた植生を復活させ、健全な状態に維持しするのには多大な努力が必要であることは間違いなさそうです。
《参考文献/WEBページ》
0 コメント:
コメントを投稿